それでも私は恋してる



「ゃ…ろょ…さ…」

「うー…ん?」



先生?

誰だ…?



先生の部屋にいるんだから先生以外ありえないんだけど

私は寝ぼけていたのか誰だかよくわからなかった。



そして私は先生らしき人物の着ている服を引っ張った。



「おっおい!」



何でこんなことをしたのかわからないけど

なんか無償に抱きつきたかった。



「さ…や?」

「ぅん?」

「お前下着つけてるか?」



下着…

した…ぎ…

し…下着!!



私はその言葉にハッとしようやく目が覚めた。



「あはは…」



私は笑うことしかできなかった。



「つけてないのか?」

「あは…ははは」



先生が私をさらにギロっと睨む。



「申し訳ございません」



私はソファーの上で正座をし謝った。



今考えると私なんでこの時謝ったんだろ?

下着つけてないことがそんなに悪いことだったのかな?





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