それでも私は恋してる



「お前なんで謝ってんだ?」

「へ…?」



だって先生睨んだよね?

謝る以外に何をしろと言うのですか。



先生はしょうがないなという顔で

まだ濡れている前髪をかき分け私に言った。



「部屋で下着つけてこい…さすがに下着つけてないのはまずい…」

「わかった」



何がまずいのかいまいちわからなかったけど

私はおとなしく自分の部屋に戻り下着をつけてくることにした。



「襲うぞこのやろ…」



先生がこんなことを言っていたなんて全く気づかずに。



そして無事下着をつけ終えた私はすぐ部屋に戻った。



時刻は9時を少し過ぎたところで

寝るには全然はやかった。



「テレビでも見るか」

「うん」



私たちはいつものようにソファーに座りテレビを眺めた。

ちょうど恋愛ものだろうか?

映画をやっていたのでそれを見ることにした。





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