それでも私は恋してる

先生の車




「どうぞ」



車につくと先生がドアを開けてくれた。



「ありがとうございます…」



なんかお姫様みたいだ(笑)

てか助手席でいいのかな?



先生もドアを閉め運転席に乗る。



「先生…私助手席でいいんですか?」

「なんで?」

「だって、助手席は彼女とか大切な人の席じゃないですか?」



『神崎も大切だよ?』



「え?///」



先生今…

ものすごく恥ずかしいことを

ものすごくさらっと言ってませんでした?

先生…私変に期待しちゃうじゃないですか!



「まぁ、そういうことだから(笑)」

「はぁ…」



先生は冗談とは言わなかった。

それがとっても嬉しくて

本当に特別なのかもしれないと思ってしまう。



そんなわけないのにね…





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