それでも私は恋してる
先生の答えは
「いや…まぁな」
???
えっと…
どういう意味でしょうか?
「先生?」
「…そんなに明るいか?」
「はい…?」
「そうか…気をつけるよ。じゃあな!」
バタン
完全に答えになっていない。
気をつけるよって何?
何を気をつけるっていうの?
わけわかんない…
1人とり残された私は
軽い孤独感に襲われていた。
「先生の馬鹿…」
私は一言呟き部屋に入った。
部屋に入ると私は真っ先にベッドに向かった。
ドサッ
「なんか疲れた…」
先生といれて幸せだったはずなのに
最後のあの言葉でそれは一気に崩れた。
「気をつけるよってことは、普段は違うんだよね?」
私は今日の先生を思い出した。
いつも笑わない先生がすごく笑っていた。
自分だけに向けてくれているようで
とっても幸せだった…
「気をつけるよって…気をつけなくていいのに…」
私はそのまま眠りについてしまった。