それでも私は恋してる



そして放課後

結局先生は私に一言も話しかけることなく教室を出ていった。



「明は今日も用事あるの?」



咲が私に聞いてくる。



「あっ、うん;ごめんね!」

「大丈夫だよ!じゃあまたね~」

「うん!」



そして私は教材室に向かった。





そしてドアの前についたのだが…

なかなか開ける勇気がない。



一応昨日は頼まれたんだから入っていいんだよね?

でも今日の態度でいくとやっぱりまずい?

うちどうすれば~(泣)



私が考えこんでいると



『何してるんだ?』



ビクッ



突然後ろから声が聞こえた。



「幸教先生…」



そう、その声の主は幸教先生。



「嫌、そのお手伝いの続きを…」



私は先生の顔色を伺いながらもそう答える。



「あぁ…そうだったな。入っていいぞ」

「は、はい」



先生…忘れてたんですか?

まぁ忙しいんだしそうですよね;



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