それでも私は恋してる
バタン
どれぐらいぶりだろう…
こんなに1人が嫌だと思ったのは。
誰かそばにいて欲しい…
そう思ったのは。
先生に恋をしてそれほど経ったわけでもない。
だけどすごく辛い思いを知った。
「うちの馬鹿…先生に恋しちゃだめじゃん?」
私はベッドにうつぶせになり必死に涙をこらえた。
そして思い出したのは先生の笑顔。
1日だけ見せてくれた本当の先生。
確信があるわけじゃないけど私はそう思っている。
あの笑顔をもう一度見ることはできないのだろうか…?
「勉強しよ…」
私は悲しさを紛らわすために勉強をすることにした。