それでも私は恋してる



「おい…」

「はい?」

「はい?じゃなくて。保健室に入らないか?(笑)」


・・・・・・・・・・・・



納得した表情。

もうちょっと早く理解しようぜ(笑)



「失礼します」



そう言いながら入るあいつを支えるように俺も保健室に入った。



失礼しますはいいが保健の先生いねーじゃねぇかよ…



・・・・・・・・



「あっ…」



俺の声に驚いたのかあいつは後ろを振り返る。



「先生…?」



「そういえば今日は保健の先生いないから、出入り自由だったんだ…しょうがない…」



俺が手当てしてやるか…



そう思い俺はあいつの手を引っ張ってイスに座らせた。



「ちょ、ちょっと!」



最初は驚いたみたいだけどすぐに静かになる。





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