それでも私は恋してる

告白




車に乗ったものの2人に会話はない。

前にも似たようなことがあった気が…

でもその時の数十倍の気まずさがあった。



結局は何も話さないまま私たちの住むマンションについた。



先生はシートベルトを外し車から降りると

助手席に周りドアを開けてくれた。



「ほら、降りろ」

「は、はい」



私が車から降りるとまた先生は私の腕を引っ張りそのままエレベーターに乗り込んだ。

ちょっと痛かったけど言う勇気がなかったので言わずに我慢した。



そして11階につき降りたのはいいのだがなぜか私は自分の部屋ではなく

隣の先生の部屋につれて行かれた。



「先生?」



ドアの鍵を開けようとしてる先生に声をかけたけど全く返事をする気配はない。



そしてドアを開けると



「入れ」



部屋に入るように指示された。

部屋に入ると私の部屋と本当に同じ作りなのかと思うほど

きれいな部屋がそこにはあった。



シンプルなものが好きなのか家具の色も白や黒のものがほとんどだった。





< 79 / 119 >

この作品をシェア

pagetop