変わりたい *可愛いお姫様*
「うん、そうだよぉ!えっと鈴木くんも?」
瑠璃ちゃんの言葉に、嬉しそうに笑ったその彼は、大きく頷いた。
「おう!よろしくな!」
「うん、よろしくね!あ、あのね…」
そう言いながら、瑠璃ちゃんの視線がこちらに移る。
ドキッと緊張が走る。
「この子、神崎 雛姫って言うの!
私の親友なんだけど、この子も一緒の班なの!」
「あぁ、そうなんだ!神崎、よろしくな!俺、鈴木 健太!」
ニッコリまた爽やかな笑顔。
そして、差し出された大きな右手。
「え…あ…よろしく」
ペコリとお辞儀をして、顔をあげると、
キョトンとした顔の鈴木くん。