鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★
「じゃあちょっと待っててね。」
そう言ってまた保健室から出て行く美緒。
…また嫌な予感。
気のせいだといいけど。
ガラッ
「あすかぁー!」
今度は直ぐに帰ってきた。
また家まで行ったかと思ったけど違った。
「はい!飛鳥、氷…」
そう言って美緒は俺の額に氷をのせた。
ドンッ
「…重っ。」
「これで治るね。」
…お前、殺す気だろ。この氷、すんげぇー重いんだけど!
どっから持ってきたんだよ、このでかい氷を!
「食堂って何でも置いてあって便利だよね、飛鳥♪」
だから早く戻ってきたのか。
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