鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★
「はい!ファンクラブの会長さんですよね?」
「その話じゃないわよ!」
えぇーさっき自分で言ってたじゃん。
だから入会するためには会長さんに頼むべきだよね!
「だから私も入れて下さいよ!」
私はそう言って会長さんの手を握った。
「きゃっ!ちょっと触らないでよ!」
会長さんは私の手を振り解き、後ろを向いて歩き出した。
「み、みんな行くわよ。」
会員さん達は会長の言葉に従って歩き出した。
みんな急いでこの場から離れようとしていた。
はっ!ダメだ!この気を逃したら飛鳥のファンクラブに入れないぃー!
「待ってくださぁい!会長さぁぁん!」
「ちょっ、追いかけてこないでよっ!」
私が走ると会長&会員さんも走る。
「待ってぇぇ!」
「キャー!!!来るなぁぁ!」
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