鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★


私は花火が次々と上がる中、飛鳥を見上げた。



私の視線に気付いたのか、飛鳥が私を見て微笑んだ。


…ぐっ!かっこいい



飛鳥が微笑んだせいもあるけど、さっき飛鳥の言った言葉を思い出して顔が赤くなった。



「あら?美緒、顔が赤いわよ?」


「えっ!?そ、そんなことないよ!」




光に見られるとは、バレたら私はからかわれる。




「あー、終わっちゃった。あ、今度は四人でまわるからね」


花火が終わると、陸くんは頬をぷくっと膨らませて言った。


そんなに光と二人が嫌だったのかな。


まぁ、命の危険はあるもんね。


「美緒」


「うわ!な、何でしょう?光」


…ビックリしたぁ。


今の聞かれたら私の人生今日で終わりだし。



.
< 75 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop