鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★
私は花火が次々と上がる中、飛鳥を見上げた。
私の視線に気付いたのか、飛鳥が私を見て微笑んだ。
…ぐっ!かっこいい
飛鳥が微笑んだせいもあるけど、さっき飛鳥の言った言葉を思い出して顔が赤くなった。
「あら?美緒、顔が赤いわよ?」
「えっ!?そ、そんなことないよ!」
光に見られるとは、バレたら私はからかわれる。
「あー、終わっちゃった。あ、今度は四人でまわるからね」
花火が終わると、陸くんは頬をぷくっと膨らませて言った。
そんなに光と二人が嫌だったのかな。
まぁ、命の危険はあるもんね。
「美緒」
「うわ!な、何でしょう?光」
…ビックリしたぁ。
今の聞かれたら私の人生今日で終わりだし。
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