鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★
「悠城に何か言われた?」
「ぅえ!?ななな、何が?何のこと?えー、よく分かんないなぁ」
「バレバレよ」
んなッ!バレバレ?
光は私を睨むように見てる。
それは、私に言えとおっしゃってるんでしょうか。
「早く言いなさい」
「はい」
やっぱり。
…でも、あの。
めっちゃ恥ずかしいんですけど。
だってだって!飛鳥さっき私に…!
「早く言え」
…はい。今すぐ言います。
「だから、ね?さっき、『浴衣姿、可愛いよ』って、言われたの」
また思い出して私は顔が赤くなった。
「…なんだ。それだけか」
…それだけ?
私にとっては顔が噴火するほどの爆弾発言なんだからッ!
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