鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★


「悠城に何か言われた?」


「ぅえ!?ななな、何が?何のこと?えー、よく分かんないなぁ」



「バレバレよ」



んなッ!バレバレ?


光は私を睨むように見てる。


それは、私に言えとおっしゃってるんでしょうか。


「早く言いなさい」


「はい」



やっぱり。


…でも、あの。


めっちゃ恥ずかしいんですけど。


だってだって!飛鳥さっき私に…!


「早く言え」


…はい。今すぐ言います。



「だから、ね?さっき、『浴衣姿、可愛いよ』って、言われたの」


また思い出して私は顔が赤くなった。



「…なんだ。それだけか」


…それだけ?


私にとっては顔が噴火するほどの爆弾発言なんだからッ!



.
< 76 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop