ココロのイブキ
『ん、』
と小さい声が漏れた
「……」
軽いキスだと思っていたけどなかなか離してくれない。
頭はしっかりと彼の左手に支えられてるし
右手は私を抱きしめている
「……っふ…」
舌が絡んでくる
え、ちょ、そこまでやっちゃいますか?叶くん?
てゆーか私キスして(されて)んのに冷静すぎない?(笑)
とか思ってるうちに唇が離れた
『っは………はぁ』
「声可愛いじゃん」
『いや、あのさ?するならするって言ってくんない?』
「……へ?」
『呼吸足りなくなるから。あぁ…危なかった(笑)』
「……っはは」
一瞬きょとんとしたあとに笑いだした。
「流石ココロちゃんだな!!やっぱいいわ!!」
『「いい」?要らないってこと?』
「違う違う!!良い方の「いい」!!」
キスが?(笑)
……やっぱり叶君あなたチャラ男だったんですね……
『……はは』
乾いた笑いしか出来ない私も私なのかな……
「あ、キスとかじゃなくて性格が!!」