雪のメール

クラスの前に来ると
ドアを開けるのもためらってしまった。

もともと緊張しやすい私。
ステージ発表はともかく
クラスでの自己紹介も
緊張して声が震えてしまうのだ。
声も小さくなりやすく
優柔不断な私が
このクラスに受け入れられるのか
一緒に協力していけるのかが
心配でしょうがなかった。

でもこのクラスになったからには
このクラスで頑張るしかないのだ。

深く深呼吸して目の前の扉を開けた。

「お、おはよう!」
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