大切なモノ
だけど リュウくんに この石を見せたら リュウくんも この石を ほしがるだろうなぁ…。
そう思った ケンくんは リュウくんに こんなことを 言います。
「やだ!見せない!」
「どうして?」
リュウくんは とても驚いていました。
「僕が拾った石だもん!リュウくんには見せない!」
ケンくんは 石を両手で ぎゅっと 握りました。
「僕にも見せてよ!」
石を見せてくれない ケンくんに リュウくんは とうとう 怒ってしまいました。
「やだー!!」
ケンくんが 大声で叫びます。
リュウくんは ケンくんに 飛び掛かりました。
そして 二人で 石を 取り合います。