傷付け合うわたしたち
Bさん達が先生に言ってくれたおかげで、わたしはグンと楽になった。
先生は時折、「提出物はちゃんとハナに出せ」と言ってくれていたようだったし、何より先生にさっちゃんのことを相談することも出来た。
さっちゃんのことは先生もちゃんと考えてくれていたようで、時々さっちゃんの家に行ったりして話をしている、とのことだった。
「お前は何も気にしないで、受験に専念しろ」
そう言ってくれた先生にどんなに救われたかわからない。