傷付け合うわたしたち
 

「無視するのはBさん達の勝手だし、自由だよ。わたし達は「無視しないで」なんて言ったこともないしね」


わたしと一緒にいた友達が、わたしの肘にギュッと手を回して来た。


わたしはその友達を見て、「ね?」と声をかける。


友達は笑顔で頷き、


「仲良く出来ればそれは嬉しいことなんだけどね?」


と付け足してくれた。


「みんな、楽しく過ごせばいいじゃん。Bさん達も無視でもなんでもしていいから、わたしにもアナタ達の言葉を無視する自由くらいちょうだいよ」




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