ハジケ飛べ☆


トントントン………

ヒロは大工さんみたいに口に釘くわえて必死に仕事してる。
アキも板運んだり。
シュンだって、ペンキ使って色塗ってる。


それに引き換え私はただただ水道の水をガブガブ飲んでいる。




「………っ!よし♪手伝お!!!」

パンッと自分の頬を手で叩き、自分を集中させた。

他に手伝ってくれてる人は…………


居ない……………


設計図と私たちだけ………


しかも、太陽はギラギラ私たちを照り付ける。



でも、商店街のみんなのために必ず完成させなきゃいけない。


私は張り切って活動し始めた。




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