ハジケ飛べ☆
私は神埼を睨み付けた。
「お前だけは、
お前だけは………絶対に許さない!!!!!」
神埼は目をキョロキョロさせていた。
そして神埼は隣りにいるヤツの肩をポンと叩いた。
「え―………本日萩野さんと闘わせていただく霜村都季音(シモムラトキネ[オンナ])と申します。
我が部のエースが大変迷惑をかけましたことをご了承ください。
勝負の内容は200m走です。ただたんに勝った方の勝ちです。
試合形式、分かっていただけましたか?」
私はコクンと首を振った。
神埼は「サッサとスタート位置につけ!!!」と私を攻めた。その時、嫌な感じがした。でも気にせずスタート位置に立った。
スタートのコール…………
「位置について………
よーい………………
スタート!!!!!!」