ハジケ飛べ☆
「おばさん。ヒロって居る?」
おばさんは困りながら私とアキに呟いた。
「ごめんなさいね…2人とも…………。ヒロね、友達と野球に行っちゃって………」
「ハァ…………
ヒロもか……………今日はみんなで缶けりやる日だったのに………」
「ユウ………仕方ないよ。シュン君もヒロ君も付き合いがあるし………」
「でも………………」
アキの言ってることがホントなのはわかってる。
私がわがまま言ってることはわかってる。
でも、今までと違う世界みたいで恐いんだ。
「ユウ……
今日はマスターのとこ行かない………?」
「行く!!!」
私は目をこすりながら答えた。