ハジケ飛べ☆
私たちはワカの家に行き、ワカを落ち着かせた。
ガタガタと震えの止まらないワカを見て、どうしたらいいのかが分からなくなった。
「いったい何があったの?」
私は恐る恐る聞いてみた。
だって友達だから……
力になりたいから……
怒らないから……
ゆっくりでいい。
少しずつ話して………
私たち、何でも聞くし、いつでもワカの味方だから、話してほしいと思った。
多分ヒロも………………
だって私と同じ目でワカを見てるんだもん。
「少しずつでいい。
言いたくなかったら言わなくても大丈夫だから……」
私たちの言葉に涙をポロポロと流すワカは、ゆっくりと私たちの手を握った。
「あ…りがとう………
ヒロ君…………
ユウ……………」
そしてワカは涙ぐみながらも、必死に私たちに話してくれた。