ハジケ飛べ☆



ヒロはすくっと立ち上がり、形山菜季を睨んだ。


「悪いけどこの子に手ェ出したら、ただじゃ済まさねぇぞ………」



そう言うとヒロは私の方を向いた。
私はヒロが形山菜季に叩かれた頬を優しく触った。

ヒロの顔がだんだん赤くなる。


「ゴメンね…………
私の代わりに…………」



「いいさ………
気にすんな(笑)」


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