初恋
半分死にかけながら校庭を走った。

それから体操をして、部活終了!

・・・と思いきや、

「初瀬達、ちょっと来い。」

・・・初瀬達?

「え~どっち~」

初瀬先輩の声。

初瀬先輩は着替えた後、

校庭5周させられたらしい。

「初瀬亜伊里と初瀬弘樹!ちょっと職員室に来なさい」

・・・中学校生活初の呼び出し。

正直怖い。

実際びびってる。

「ラッキー☆職員室温かいんだよね~」

ふと隣を見ると初瀬先輩。

「呼び出しドンマイ♪」

急に声をかけられて驚く。

「あ・・・はい。」

「あの先生、怖くないって。ってかここの学校の教師、レベルが低いっ。
 ・・・って思えば・・・大丈夫☆」

「はぁ・・・。」

少し関心。初瀬先輩からのアドバイス・・・心に閉まっておこうっ

「じゃ頑張って~」

「へ?」

「俺、呼び出しには行かない主義~じゃねっ」

初瀬先輩はそう言い残すと行ってしまった。

1人残った私は、その後こっぴどくしかられ

「これからは毎日部活に来るように。神崎にも伝えなさい。」

それは・・・まだいい。

なんと

「2年の初瀬にも伝えときなさい。」

と言われてしまった。


でも・・・ちょっとうれしいかも。

結構おもしろいし♪







< 5 / 12 >

この作品をシェア

pagetop