初恋
「そういえば、亜伊里さ昨日中野先生に怒られてたでしょ~」

「えっ?見てたの?」

「うん☆」

・・・怒られたのは悲しいことだけど、

その分いい事もあったんだもんねヽ(^。^)ノ

『初瀬先輩』

話しかけられたし☆

「職員室到着~☆じゃあ、ちょっと待っててね」

「ラジャー」

そう言って香奈は職員室に入って行った。

私は・・・中野先生に姿を見られないように、こっそり

廊下のはしっこによった。

「おっ初瀬さんだあ~」

声のする方を見ると・・・初瀬先輩。

「はっ初瀬先輩!」

「初瀬初瀬ってややこしいからさ、竜太でヨロシク~っ」

・・・えっ?!それって先輩付きだよね?まさか呼び捨てなんて・・・

「あ。じゃあ、竜太先輩で・・・」

・・・あ。昨日、先生が言ってたこと。行った方がいいかな・・・

「あっあのぅ。」

「なに~?」

「きっ昨日、中野先生がこれから毎日部活に来るようにって・・・」

「OK~ありがと」

そう言って、先輩はまた歩き出した。

・・・心の中でガッツポーズ☆

ありがとうだって~

また喋っちゃったあ~☆


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