キャンパス・ダイアリー
どうしよ…。

何を話せばいいんだろ…?


「あっ…あの〜…」

「なんか話でもあるのか?」



やばい…。

どうすればいいの!?



「あっ、そうだ、橋本って掃除好き?」



えっ?

掃除!?



「好きですよ!」

「じゃあ、放課後に研究室きてよ。プレゼントやるからぁ…」

「は…はい!行きます!」



これって…夢!?

先生が……先生が…『研究室きて』って…。



「またあとでな」

「はい!放課後に!」



先生は私の頭をぽんっと叩いて、どこかへ行ってしまった。



嬉しさのあまり、その場からなかなか動けなかった。
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