キャンパス・ダイアリー
橋本とすごしたいがために…放課後に研究室にくるように言った。



掃除とは…俺にしてはなかなかいい口実だ。





放課後に橋本は来てくれた。


二人で黙々と掃除をした。


少ししか喋れなかったけど…すごく幸せだった。



橋本と同じ空間にいる…。


邪魔するものなど何もない……。


たったそれだけでも俺の心は満たされた。



意外にも掃除は早く終わってしまった。



橋本にご褒美はいらないかと言ったら、何もいらないと言った。





ってか…ご褒美に俺をあげたかったな…。


まぁ…橋本が望んでくれたら、ね…。
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