キャンパス・ダイアリー
いいに決まってるじゃないか!

いつでも大歓迎だよ!



「いいぞ!俺午後は授業ないからいつでもこいよ」

「はい!ありがとうございます!」



ペコッとお辞儀をして橋本が教室から去っていった。



「やった…」



誰もいなくなって、一人の教室で小さくガッツポーズをとった。



橋本がくる…。



大学にとって一年の締めくくりの、この日に。


どんな顔して迎え入れようか。


どんなことを話そうか。


今からワクワクする。


俺から言い出したんじゃなくって、橋本が言い出してくれたことが嬉しい。
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