キャンパス・ダイアリー
「みんな!時間だって!」



飲み放題の時間が終わって、飲み会はお開きになった。



お店から出てしばらく入口でみんなとしゃべって、ばらばらに帰っていった。



「橋本さん!送って行こうか?」



私も帰ろうとしたら、後ろから小川君に呼び止められた。



「えっ…あっ…ありがたいけど…」



たしか…小川君の家ってここからちょっと遠いんだよね?

申し訳ない気が…



「俺が送ってくからいいよ」



小川君の横に立っていたのは、先生。


先生だってフラフラしてるのに…。


私が先生を送ってあげたい気分…。
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