キャンパス・ダイアリー
橋本まで……全裸…。



「あっ…おはよう、先生…」



橋本が起きて、ニコッと笑った。

何事もなかったかのよう爽やかな笑顔の橋本…。



「き…昨日なんかあった?」



おそるおそる橋本に聞いてみた。


布団にうずくまったまま、顔だけを覗かせた橋本は驚いた顔をした。



「覚えてないの?」

「うん…飲み会の途中から記憶がない…」



たしかビール4杯目を飲んで…それからだ。

全く何にも覚えてない…。



「あんなに飲んでたもんねぇ…。覚えてないのも意味ないかぁ…」



橋本は布団から出ながら呆れたように笑った。
< 192 / 306 >

この作品をシェア

pagetop