キャンパス・ダイアリー
「帰ろうか?」

「別々の方がいいよね?」

「そうだな…」



ばれないようにするために、先に橋本を帰らせて五分後に俺がラブホを出た。



『先生、大好きだよ』



ラブホから出てとぼとぼ歩いていたら、橋本からメールがきた。


にやけてしまう…。



『俺も大好きだよ!』



橋本に返信した。



本当に大好き。



こんなに心の奥から人を愛せたのって…初めてかもしれない。



少し離れただけで寂しいって思ってしまう。



一日中橋本のことばっか考えてにやけちゃうんだから…。
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