キャンパス・ダイアリー
ちらっと先生を見たら、先生はそっぽ向いて窓の外を見ていた。



…本当にすねてる。



先生、気にしないで。

隣に小川君がいても、私の心は先生の隣にあるよ。



先生…大好きだよ。



愛してます。





『隣に先生がいてくれたら嬉しいんだけどなぁ…』





先生に返事を送った。


私は常に先生の隣がいい。


先生の人生の助手席…ずっと座っていたいな…。




『あとで研究室こいよ』




また先生からメールがきて、もう一度こっそり後ろを振り向いた。


先生は微かににやけていたような…そんな気がした。
< 227 / 306 >

この作品をシェア

pagetop