キャンパス・ダイアリー
「上野ゼミ!?」

「先生!?どうした?!」

「いや、なんでもない…」



マジかよ…。

上野ゼミとは…。

何とか上野に接触しなきゃ…。



「ちょっと出てくる!」



俺は研究室を飛び出し、上野の研究室に突っ走った。



「なんだ…いないのか…」



『帰宅しました』



上野の研究室のドアに貼紙が一枚…。



「明日にしよ…」



諦めて引き返した。

全速力で走ったせいか…息切れが…。


俺も歳だな…。


足も腰もいてぇし…。

情けねぇ…。



はぁはぁ言いながらも自分の研究室に着いた。
< 237 / 306 >

この作品をシェア

pagetop