キャンパス・ダイアリー
話とやらが気になりながらも授業が終わり…

二人で学食に行った。



「話って何?」



椅子に座ってすぐに聞いた。



「俺と付き合ってよ」



なぬっ!?

なんのためらいも恥じらいもなく小川君はさらっと言った。



返事は…無理に決まってる。

私は先生以外の人は愛せない。



「ごめん…彼氏いるんだ、私…」



まさか小川君がそんなふうに私を見てたなんて…。

私はあなたを『友達』としてしか見れない…。



「本当にごめん…」



変な沈黙が流れ、耐え切れなくなった私は立ち上がって学食を飛び出した。
< 250 / 306 >

この作品をシェア

pagetop