キャンパス・ダイアリー
馬場がきた。

まるでお前は天使だ…。

俺が辛い時に限ってやってくるんだから…。



「なんかあった?俺でよければ話聞くよ」



馬場が優しく俺の背中に触れた。

馬場の温もりが伝わってくる…。



馬場の愛を受け止めながら、俺はゆっくりとさっきのことを話した。

一言一言話す度に俺の目からは涙が溢れてきて、何度も何度も馬場は俺の背中をさすってくれた。



「そっか…。それは辛いな…。ってか先生!夢香ちゃん探そ!」

「うん!」



うじうじしてる場合じゃない。

夢香を探さなきゃ!



「俺あっち行くから。小川は向こう探して!」
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