キャンパス・ダイアリー
「先生じゃないけど、彼氏いるから小川君とは付き合えない」



私たちは校門の近くまで来ていた。


もう…付き合ってらんない…。



「じゃあね。帰るから…」



小川君に背を向け、校門を出ようとした。



「んっ…!」

「おとなしくしろ!」



うしろから小川君に蹴り飛ばされた。


最悪…。


痛いよ…。



すっごく痛い…。


立ち上がれない…。



「ホント最悪…。そんなんだから付き合えないんだってば…」

「黙れ!」





―ゴツン!―



頭を殴られ…一気に頭の中が真っ白になった。
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