キャンパス・ダイアリー
第二十七章〜修目線

話し合い

夢香が無事に戻ってきてくれたのはよかったが…どうやら小川に俺達のメールを見られたらしい。



俺の中では覚悟は出来てる。

この大学を去る覚悟…。


大学側にばれたら、俺が辞めると言ったら夢香も辞めるといった。


そんなこと、俺は許さない。


せっかく大学に入学できたんだから…夢香には卒業してもらわなきゃ困る。


俺が悪者になればいいだけ。


手出したのは俺なんだから…。



「先生、行こう」

「あぁ…」



馬場に促され、小川の家にきた。


口止めするわけではなく…



俺が夢香の彼氏なんだと知らせるため。
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