キャンパス・ダイアリー
「飯食いに行くか」



先生の提案で三人でご飯を食べに行くことにした。


その前に…改めて小川君と話をしたい。



先生は少しためらったけど、小川君の家によってくれた。



馬場先輩のおかげで安心したのか、昨日みたいに意識がなくなるとかはなかった。



「一人で大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ」



二人に心配されながら、先生の車を降り、小川君の部屋に向かう。


チャイムを鳴らしたら小川君はすぐに出てきた。



「あがってよ」

「すぐに終わるからここでいい」



私は小川君に本当に先生を愛していることと、私たちのことはそっとしておいてほしいとだけ伝えた。
< 288 / 306 >

この作品をシェア

pagetop