キャンパス・ダイアリー
「あっ…紅一点だ…」



志願理由ばかり見て決めてたためか、名前を書きながら橋本さんを選出したことに気付いた。




「えっ!?女子おるの!?誰!?」



さっき俺に女子はいるかどうか聞いてきたやつがうきうきしながら俺のとこにきた。



「俺の授業とってた子だよ。四月に教室棟の位置を教えたのが初対面だったな…」

「かわいいの!?芸能人に例えると誰!?」



こいつめ…。

そんなに彼女がほしいんかぁ!?



「普通じゃないの?俺にはよくわからんわ…。それより俺はこれを提出して来る!」




完成した名簿を持って、事務に提出しにいった。
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