キャンパス・ダイアリー
「やったぁ!藤村先生のゼミだぁ!」

「よかったね!おめでとう!」



嬉しすぎて由美先輩に抱き着いた。


由美先輩は興奮する私の背中をぽんぽんと軽く叩いて、一緒に喜んでくれた。



「先輩のおかげです!志願理由の書き方教えてくれたから…」

「私は何も…でも本当によかった!好きな人に一歩近づけたかな?」

「えっ!?」



由美先輩にはすべてお見通しだった。

私の気持ち…。



「頑張ってね。応援してるよ」





由美先輩の笑顔を見て…私は自分の気持ちに気付いた。




藤村先生に恋してること…。
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