キャンパス・ダイアリー
二回目のゼミも、とにかく自由にどうぞ、ということになった。


男子が盛り上がる中、私は一人で読書をすることにして本を出したら、先生が突然横に座った。



「よいしょ…」



先生との距離、わずか10センチ。



「一人で淋しいだろ?俺でよければ相手するぞ〜」



一瞬夢かと思った。


顔が赤くなっていくのが自分でわかった。


嬉しすぎる!



「えっ…あっ…ありがとうございます!」



90分間、先生とたわいもない話をして盛り上がった。

嬉しくて、幸せで…


少しだけ先生に近づけた気がした。
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