キャンパス・ダイアリー
「なんか…感動しちゃいました…」


二人の話を聞いて、涙がぼろぼろと溢れてきた。



「和明のことを好きになった時ね、叶わない恋だって思った。私なんて和明のタイプと全然違うしさ…過去に私がやらかしちゃった汚い過去とかも知ってる。無理だって思ってたけど、和明はちゃんと私のこと受け止めてくれた。その人を思う気持ちが大事なんだって思ったよ」




由美先輩は私の横に座り、私の頭をなでた。



「頑張ってね。夢香ちゃんならきっと大丈夫…」

「由美先輩…」




私も…頑張らなきゃ…。



先生への気持ち、いつか伝えたい…。
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