キャンパス・ダイアリー
また橋本の顔が赤くなった。




俺は…なんとなく察してしまった。




まさか橋本…俺のこと好きなのか…?



いや…俺の勘違いかもしれん。




でも、明らかに俺を見る目が違う気がするんだ。



うっとりした目っていうか…色目っていうの?


とにかく何かが違う。



「そういえば先生、新聞見た?あのニュースなんだけど…」



また小川から話を切り出した。



橋本が気になりながらも、小川とのおしゃべりを楽しんだ。



その間も橋本は俺を見つめつづけた。



うっとりした、少し潤んだ瞳で…。
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