キャンパス・ダイアリー
おでこを見たら、こぶはなく、ちょっと赤くなっていた。


「これぐらいなら大丈夫か?痛み続くようなら病院行けよ!」

「わかった!」



また俺達は教室に向かって歩き出した。


さすがにみんなしっかり前を見て歩いている。


春ぼけするのはいいがケガだけは心配だ。






―キーンコーンカーンコーン―



しまった…。

ゆっくり歩いてたら授業始まっちゃったよ…。



「急ぐぞ!ほら、走れ!」


これはいけないと思って、俺は走り出した。

「先生早いよ〜!」



俺より若いお前らが先にばてるなよ!
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