キャンパス・ダイアリー
「そんな興奮してどうしたの?」



私は必死で胸を落ち着かせた。

先輩が買ってくれたお茶を飲んで、何とか冷静を取り戻せた。




「藤村先生の研究室に行ったんです…」

「やったじゃん!よかったね!何話したの?」




またお茶をごくごく飲んで、二時間の間に起きたことを思い出した。




「よかったら教えて!」



由美先輩が目を輝かせながら身を乗り出して聞いてきた。



先輩にも…私の興奮が感染したみたい。



「ふぅ〜…。じゃあ話しますね」



深呼吸をして、研究室でのことを思い出しながら話した。
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