キャンパス・ダイアリー
私も何かしゃべりたかったんだけど、緊張しすぎてそれどころじゃなかった。


そのかわり、小川君がしゃべりまくった。

私は小川君と楽しそうに話す先生をひたすら見つめ続けた。


見れば見るほど大好きだっていう気持ちが溢れ出てきて…。


さっきよりも心臓は激しく高鳴りだした。

胸が苦しくなるぐらい緊張したんだけど、先生に怪しまれたらいけないと思って、必死でコーヒーを飲んで心臓の鼓動を抑えた。





二時間ぐらい、小川君と先生がしゃべって、研究室をあとにした。



すごく…すごく幸せな二時間を過ごせたと思えた。
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