キャンパス・ダイアリー
先輩の言う通り、先生はいた。

レジに並んでいた。


先生の背中に近づいて、私から……話し掛けた。

震えた声を出した私にびっくりした先生…。

目を大きく見開いてなんだかかわいい…。


先生は私をじっと見つめてきた。


また緊張した私は声が上擦りながら挨拶だけして、その場を走り去った。



走りすぎて、息が切れる。



先生と喋る度に日に日に緊張感が増していって…。

毎日毎日先生への愛が膨らんでいくのがわかる。

言いたいけど、言えない私の気持ち。

だんだん自分一人では受け止めきれなくなっている…。
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