キャンパス・ダイアリー

ある意味『先輩』

「う〜ん…」



また一人で学食でカレーを食べようとしてたんだけど…。

つい考えてしまった。


やっぱり…学生を好きになってはいけない…。

俺は教育者であるわけだし…。




「藤村!カレー冷めてるぞ」

「上野〜!俺もお前と同じになっちゃったよぉ…」




同僚の上野が現れた。

上野は舞岡のゼミの先生で、上野も俺と同じく学生を好きになった。


相手は…舞岡…なんだが…。


上野は舞岡が三年生になった時に告白した。

舞岡には松田という彼氏がいて、見事にフラれた。

告白してから実は上野はずっと舞岡が好きだということを知った。
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