君の愛に繋がれていたい<<短編>>
ベッドのカーテンを
開けた君


その瞬間
思わず私は目を瞑り
寝たフリをした





ドキ、ドキ、ドキ




「――――寝てる?」
私に問い掛ける君


寝たフリをしてる私は
答える筈もなく


沈黙が続いた。




「ゃっぱり、
泣いてたんだ……
瞼が、
少し腫れてる」
再び喋りだす君


―――ヒタッ
「……んっ……」

ほっぺが
冷たい感覚に
襲われて、
声を出してしまった
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