彼猫


「ねぇ風和…」


「何?」



学校手前で祢六が眉をひそめて言う。




「あれ…」




指をさしている先にはー…



立川くん!?




「おい!あれ、立川じゃねぇ?」



真人たちも気付いたようだ。





校門に背中をつけて、腕組みをして立っている立川くん。





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